生活は連鎖で変わっていく – はじめは小さな変化から

White domino game

「生活を変えたい」

そんな風に考えたことはありますか。少なからずあるのではないかと思います。
かといって、すぐに変えられるかというと、必ずしもそうとはいえません。

あくまで経験的な感覚ではありますが、
「生活とはすぐに変わるものではなく、少しずつ変わっていくもの」だと思っています。

その変化の様子は、いわば「連鎖」
小さな変化をきっかけとして、良い方向にも悪い方向にも変わっていきます。

目次

先行きが見えないならば、まずは身近な変化から

人生には悩みがつきもの。

年齢を重ねるごとに社会的責任も増し、また、社会の急激な変化への対応を迫られることもあり、「何から手をつけて良いかわからない」「先行きが見えない」という状態になってしまうこともあります。

大きな課題に立ち向かうためには、大きな変化が必要。
大きな変化を起こすためには、大きな努力が必要……

そんな風に身構えてしまうと、「自分にはできるのだろうか」と不安になってしまうかもしれません。
行動に必要なエネルギーの見込み量が増えれば増えるほど、腰も重たくなっていきます。

そこで役に立つのが、「生活は連鎖で変わっていく」という発想です。
「千里の道も一歩から」という言葉もありますが、その一歩の歩幅は等間隔ではありません。
道の状態によっても歩きやすさは変わりますし、歩き続けていったら徒歩以外の移動手段を見つけるかもしれません。

「狭い歩幅でずっと歩き続けなければならない」と考えるとうんざりしてしまいますが、最初の一歩が連鎖的に状況の変化を生み出すかもしれないと考えると、とりあえず歩き出してみようかと思えてきます。

私の「連鎖」の例 – オートミールを食べたら生活が変わった

個人的な体験談を書かせていただきます。

見出しの通り、私の生活を変える小さなきっかけとなったのは、「オートミールを食べてみたこと」でした。

とはいっても、オートミールの宣伝をするつもりはありません。
あくまで「食生活の小さな変化」がどんな連鎖を生んだのかということを書いてみます。

① もともと私は自炊が面倒で、外食や中食で食事を済ませてしまいがちでした。
  コンビニを利用する頻度も高く、ほぼ毎日、一回あたり1,000円以上は使っていました。
② ある日、手軽に食べられて、食費を安く抑えられる食材を探していて、「オートミール」という選択に行きつきました。
③ 試しにオートミールを購入。確かに調理も簡単で、外食や中食と比べれば一食あたりの費用も安くなります。
④ 数日間、オートミールを中心とした食生活を続けてみたところ、かつてのコンビニ通いの生活でいかにお金を使っていたかに気づきました。その結果、コンビニに通う頻度は激減。週に1回利用するかしないかになりました。
⑤ 毎日同じ食べ方では飽きてくるので、オートミールの新しい食べ方を試したくなってきます。ネットでレシピを調べたり、スーパーで「オートミールに合いそうな食材」を探すようになりました。

このように連鎖して、生活が変化してきているのを感じます。

まとめれば、オートミールを食生活に取り入れたことをきっかけとして、(a)食費を見直すようになった、(b)無関心であった「食」への関心が湧いてきた、という変化が生まれてきています。
また、食費の見直しに関連して、浪費を控え、節約に努めていきたいとも考えるようになりました。

(オートミールばかりの生活が健康的に良いのかどうかは不安が残るため、その点については改善が必要かもしれません)

とても個人的な話で恐縮ではありますが、このように身近な生活の小さな変化をきっかけとして、新たな変化が連鎖的に生じていくことは十分に起こりうるのではないかと考えています。

きっかけは身近なところに

仕事が忙しくなると、日常生活を疎かにしがちです。

大きな課題を抱えていると、当たり前のように繰り返される食事や睡眠などの生活習慣を後回しにしがち。

しかし、考えてみれば、大きな課題に取り組むのは自分自身。
その自分自身をケアすることは、現状を改善する上では必要条件ともいえるでしょう。

食事や睡眠の時間を惜しんで努力することは、ストイックなように見えて、遠回りをしているともいえます。

「当たり前の日常生活」にこそ、今の状況を変える小さな、そして大切なきっかけが隠れているのかもしれません。

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この記事を書いた人

属性にとらわれず、自分らしく生きる道を選びました。

音楽やメイクを嗜みます。

ジェンダーレス志向です。
多様性が認められる世の中になることを願っています。

大学院修士課程修了(社会科学系)

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