書けなくなる前に心がけたいこと – 素材集めと自分らしい表現

日常的に文章を書く人にとって、「何を書けばいいかわからない」状態になるのは怖いことです。

noteというサービスをきっかけとして、文章を投稿することを始めてから約6ヶ月。私にも更新が滞った期間がありました。

その原因としては、文章を書くための時間や体力が足りないといった制約もありますが、それ以上に書く内容が思いつかないという、いわゆる「ネタ切れ」が続いていたのだと思います。

今後も執筆を続けていくにあたって、「ネタ切れ」の対策をしておく必要があると思い、今回の記事を執筆するに至りました。

目次

インスピレーションを受けた記事

今回、筆を執ったきっかけは、以下の記事を読んだことにあります。

山口拓朗著『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』(日本実業出版社)について紹介されています。

* 本の紹介の紹介という形にはなりますが、本を読んで得る気づきは人それぞれで、独自性のあるものだと考えています。

記事を投稿されている愛川真白さんが言語化してくださっている気づきは、文章を書く習慣を継続する上で大切なことであると感じます。

私なりの解釈を加えながら、考えてみたいと思います。

アンテナを張ることについて

紹介されている本のなかでは、素材集めの重要性について述べられています。

7章構成のうち、第1〜3章が情報の収集・整理に関する内容です。

私もその重要性については実感しています。

そもそも書くことがなければ、書けないのは当然のこと。

書くことの習慣化は、手元に言語化・文章化できる情報をどれだけ集められるかにかかっているといっても過言ではありません。

ネタをストックするということ

愛川真白さんは次のように書かれています。

頭をひねり倒して見つけたネタで書くよりも、たくさんあるネタの中から、選んだネタで文章を書いた方が、心に余裕ができて、文章の質も上がる気がしています。

https://note.com/yuru_waku/n/n37894e93d5d8

ネタをストックしておくことは大切です。

料理に喩えるならば、食材を事前に調達しておいて、下拵えをして冷蔵庫に保管しておく感覚に近いでしょうか。

ネタがたくさんある状態というのは、確かに心に余裕を与えてくれます。

また、選べる状態にしておくということも大切だと感じています。

その日のコンディションに応じて書きやすい内容も変わってくるもの……

レパートリーをいくつか用意しておいて、その日の自分自身の状態から書く内容を選ぶというのも、書くことを継続する上では必要なことなのかもしれません。

先日、note で投稿した以下の記事では、過去に自分が書いた記事を振り返り、カテゴリー化することを試みました。

note(ノート)
アイデアの木 - アイデアをくださるクリエイターさんたち|うぇふ 最近、「書くことが思いつかない」ということが無くなりました。 むしろ、書きたい内容が膨らんで、時間や文章力が追いついていないようにも感じます。 書きたいことが尽...

カテゴリー化によるメリットは、自分が書ける内容を一覧化できるということ。

私の場合は、「心」「リテラシー」「習慣」「コミュニケーション」「思考」というカテゴリーを見出すことができ、意識していなかった関心事を可視化することができました。

一度、それまでに自分が書いてきた文章を振り返って、投稿の特徴を分析してみることも有効だと思います。

ネタ集めの楽しさ

文章を投稿することを始めてから、日常生活がより楽しくなったと感じます。

このことについては、以前に Minecraft というゲームに喩えて記事を投稿しました。

note(ノート)
Minecraft と note は似ている|うぇふ Minecraftという有名なゲームがあります。 洞窟で採掘したり、木を切ったりして、素材を集め(=Mine)、道具や建築資材をcraftして、建物を建てたり畑や牧場をつくったり...

Minecraft の面白いのは、ゲーム内の世界にあるほぼ全てのものを採集し、素材として新たなものを craft できるというところです。

山をピッケルやシャベルで掘って石材や鉱石を集めたり、木をオノで切って木材を集めたり……

そうして集めた素材で建物を建てたり、道具を作ったり……

この感覚が ブログ や note 等で文章を書く感覚と似ていて楽しいと感じます。

大袈裟でなく、世界の見え方が変わると言えるでしょうか。

日常生活のあらゆる場面に文章の素材があるといっても過言ではありません。

テレビを観る姿勢や インターネット を閲覧する姿勢が変わってきます。

さらにいえば、大切なのは能動的に情報を集める姿勢だと思います。

例えば、最近活用しているNotionのウェブクリップ機能。

SNSで「いいね」を押すのは手軽ですが、手軽さゆえにあとで見返すということは少なくなりがち……

少し手間をかけてストックすることを心がけてみると、あとで活用する際に役に立ちます。

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自分の言葉で書くことについて

愛川真白さんの言葉が大切な気づきを与えてくれます。

例えば、複数の人が、子供の運動会の記事を書いたとしたら、一人一人が違う感じ方をして、その感じた感情を表現する方法も違って当たり前です。だからこそ、文章に個性が出て、味のある文章になるのですね。

https://note.com/yuru_waku/n/n37894e93d5d8

勇気の出る言葉です。

インターネットの世界にはたくさんの発信者がいて、自分はその中の1人に過ぎない。オリジナルだと思っても、よく調べてみたら同じようなことを書いている人もいるかもしれない。

今書いているのは何番煎じなのだろうか……と葛藤することもあります。

でも、最近は少し考え方が変わってきていて、こんな記事を書いたりもしました。

note(ノート)
何番煎じでも良いじゃん - 書き渋る自分へ|うぇふ 私が note に書いている内容に、独自性や新規性はほとんどないと思っています。 コピペではないですし、意識して模倣しているわけでもありませんが、どこかで見...

同じ素材を使っても、書く人によって味が変わってくる。

十人十色。様々な生き方があるならば、考え方や表現の仕方も人それぞれ多様なものです。

独自性とは? 新規性とは? オリジナリティとは?

大切なテーマであり、難しいテーマでもありますが、突き詰めすぎると何も書けなくなってしまいます。

もちろん、コピペや転載はタブーですが、せめて自分の言葉で書くことを心掛けていけば、個性が生まれていくのかも。

これからも書くことを楽しんでいきたいと思います。

拝読した記事:

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この記事を書いた人

属性にとらわれず、自分らしく生きる道を選びました。

音楽やメイクを嗜みます。

ジェンダーレス志向です。
多様性が認められる世の中になることを願っています。

大学院修士課程修了(社会科学系)

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 記事を読ませていただきました。
    ブログ記事では、自分らしい書き方で独自性が出ますよね。
    私も、がんばろうと思います。

    ブログ運営がんばって下さいね(^^)/

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