noteの魅力の1つは「コメント」です。
ブログとSNSの特徴を併せ持つnoteでは、クリエイター同士の交流が活発に行われています。
noteで記事を投稿すると、温かいコメントが届きます。
その心地よさからnoteの世界に浸ってしまうこともしばしば。
活発な交流はnoteの仕様ゆえかクリエイターの文化ゆえか。
不思議なくらいに心地よい雰囲気がnoteの世界にはあります。
「つくる、つながる、とどける」はnoteのキャッチコピー。
まさにクリエイター同士が「つながる」、そして思いを「とどける」営みが日常的に行われています。
コメントの尊さについて
「コメント」と言葉にすると、軽い印象になってしまいますが、コメントは尊いものです。
他のサービスのコメント欄をみていると実感することがあります。
匿名制の場合も、登録制の場合も、荒れる場合は目を背けたくなるほどに荒れています。
匿名制から生じる暴力性については理屈では理解できなくもないですが、登録制で自分自身のアカウントを提示した上でも、そんなに配慮のないコメントができるのかと理解に苦しむ場面もあります。
他との比較から価値を見出すというのは、消極的ではありますが、ひどいコメントを見るたびにnoteの温かさを実感する節があります。
いや、他と比較せずとも、絶対的にもnoteのコメントは尊いのです。
コメントの難しさについて
かくいう私は、自分からコメントすることについて「難しさ」も感じています。
noteでフォローしているゆずさんの投稿を読んで、「確かになぁ」と思いました。
私にとって、コメントをする、というのは意外に思われるかもしれませんが、かなりハードルが高いこと。
(中略)
もし、私の何気ない言葉で傷つけてしまうことがあったら・・・私のせいで、俳句と距離を取られてしまうことがあったら・・・とついつい、考えてしまい、俳句記事へのコメントは遠慮してしまいます。
何度も起きた事件から、私は気軽にコメントをする、ということを辞めてしまった。そして、その後、コメント交流において、私がずっと守っているルールは、ただ一つ。関係性を大切にすること。大好きなnoterさんにコメント欄でやらかしてしまい、交流が途絶えるというのは切ない。
(中略)
基本、他のSNSに比べてnoteは、優しい世界だとは思うけれど、実はコメント一つで大なり小なり傷を負うことはある、というのが私の経験。
コメントはコミュニケーション。
日常生活でのコミュニケーションに難しい側面があるのと同様に、コメントにも難しい側面はあります。
自分自身が放った言葉が相手にどう響くかは、予想はできても、完全にはわかりません。
意図しない形で言葉が伝わることもあります。
インターネット上の交流では、インターネット上に公開している情報しかわからないため、オフラインでの交流よりも難しいところもあるでしょう。
いわゆる「ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)」としての、表情や仕草、口調もわかりませんし、公開されている情報以外の事情を知り得ないため、「文脈」を読むことにも難しさがあります。
ゆずさんの考え方は、投稿者の心情を深く考えたものであると感じます。
この記事もある意味で「コメント」です。
ゆずさんの記事を引用し、そこで思うことを綴っています。
それが正しいかどうか、ゆずさんにどう伝わるかはわかりません。
しかし、私のなかで考えられる限りにおいて、マイナスの響きのない言葉となるように考えながら記事を書いています。
良いコミュニケーションがとれたならば嬉しいです。
改めて、コメントの尊さについて
ゆずさんの記事に、もうひとつ共感する一文がありました。
追伸:自分はコメントをするのは苦手、と言うくせに、(誹謗中傷以外の)コメントを頂くことは、スキップしたくなるくらいに嬉しい、という、超!ワガママな結論にたどりつきました。なので、今後も温かいコメントをお待ちしています😁
そうそう。コメントは嬉しいのです。
上で書いたような「コメントの難しさ」を感じるからこそ、より一層、その喜びを感じられます。
文章を書く人にとっての不安とは、自分の言葉にのせた想いが読み手に届くかどうか。
温かいコメントは、その不安を解消してくれます。
コミュニケーションとは、別々の個人が想いを分かちあうこと。
communicationという言葉は、“communis” (共通の、共有する)に由来するそうです。
「親の心 子知らず」という言葉があるように、家族であってもわからない心のうちがあるなかで、なにかひとつでも他者と分かちあえることがあるならば、それは喜ばしいことではありませんか。
コメントとは、分かちあいの手段であり、そして、その「分かちあった」という感覚を共有する尊い営みであると考えます。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
今回、記事を引用させていただいた、ゆずさんのクリエイターページはこちらです。
ゆずさんは、エッセイも出版されています。
(感想についてはしっかりと読んだ上で書きたいので、今回はご紹介までに)
高卒夫婦がフツーに子育てしていたら、子どもが3人国公立大学に合格できました
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