「気休め」を厭わない – 気分が変わればそれで十分

「気休め」はその場限りのもの。
たとえ気分が変わっても、現実は変わらない。

果たして本当にそうだろうか。
気分が変わればそれで十分ではないか。
……とふと考えた。

通勤時間に音楽を聴いていた時のことである。
気分が上がり、爽やかな気分になった。
変わったのは気分だけかもしれない。
けれども、それで良いと思った。

気分は思考し、思考は行動に作用する。
ということは、気分が変わることは、行動を変えることにつながる。
「気休め」とは、気分の変化がその場限りにとどまり、その先の思考と行動の変化に繋がらない場合を指すのだろう。

それならば、「気休め」といわれることも、変化のきっかけとなりうるのではないか。
アートは具体的な答えを与えてくれるわけではないが、答えを探すための一歩を踏み出させてくれるのではないか。

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この記事を書いた人

専門学校講師兼塾講師
大学院修士課程(社会科学系)修了

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