文章を書こうとするとき、「自分は未熟だ」という自覚が邪魔することがある。
しかし、それは間違いだ。
未熟だからといって、それは書くのをやめる理由にはならない。
むしろ、未熟だからこそ書くべきなのだ。
文章は思考の写真を撮るようなものだ。
脳は常に変化し続けており、今の脳の状態には二度となることがない。
子どもの頃や若い頃の写真は二度と撮ることができないように、文章として書き留めなければ、今の思考は二度と再現できない。
未熟なものには、未熟なものの魅力がある。
経験や知識は、ときに思考を妨げることがある。
経験が浅かったり、知識が少ないことは強みにもなり得るのだ。
怖いもの知らずの、うぶな思考。
自信満々に創り出される子どもの作品が、大人には出せない魅力をもつように、未熟なことが独特の味を出すこともあるのだ。
未熟なことを謙遜しすぎることはない。
それは強みにもなり得る。
恐れずに勇気を出して言葉にしよう。
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