ブログや note を毎日更新することの是非については意見が分かれます。
私は、一時期、毎日更新を疑問視していました。
- 確かに、毎日更新を意識すれば、文章を書くことが習慣となり、結果文章力が向上するかもしれない。
- けれども、毎日更新が目的となって「書きやすいこと」ばかり書いていたら、「書けること」が増えていかないのではないか?
- それならば、更新頻度は下がっても、1つの記事に時間を掛けたほうが良いのではないか?
…という風に考えていたからです。
ところが、最近、また毎日更新のメリットを考えるようになりました。
きっと二者択一の問いではないのでしょう。
この記事では、改めて考えた毎日更新のメリットについて書いていきたいと思います。
流れる水は腐らず
サブタイトルに掲げた言葉についてふれておきましょう。
流れる水は腐らず という言葉です。
流水腐らず戸枢蝕まず(りゅうすい くさらず こすう むしばまず)という言葉もあるそうです。
簡略化して「流れる水は腐らず」をタイトルに取り入れましたが、「流水腐らず戸枢蝕まず」は次のような意味です。
常に流れる水は、よどんで腐ることがなく、常にあけたてに使う開き戸の軸は虫に食われることがない。常に活動しているものには沈滞や腐敗がないというたとえ。
『ことわざを知る辞典』
毎日更新のイメージにぴったりでした。
毎日更新のメリット
毎日更新をしているときは、まさに「流水」
思考が淀まない感覚がありました。
これには次のような理由があると思います。
- 記事を作成するために情報収集を意識するため、input が向上する。
- 記事の作成を通じて、思考を言語化するため、頭の中のモヤモヤが解消される。
- 投稿した記事に対して「いいね」や「コメント」をいただくことで、新しいアイデアがフィードバックされる。
これを「川」に喩えて考えてみます。
「川」が「流水」であるためにはどのような条件が必要でしょうか。
- 水源から水が湧き続けること(→継続的なinput)
- 水源から流れてくる水が堰き止められることなく流れ続けること(→継続的なoutput)
このようなイメージから、継続的なoutput、特に毎日更新を意識することで淀まない思考を保つことができるのではないかと考えました。
1つ記事を書くと、次の記事も書きやすい
私の場合、1つ記事を書くことができれば、それ以降の投稿がスムーズになる感覚があります。
停滞期を脱出できるかどうかは、そのきっかけの1記事を書くことにかかっています。
なぜ、「1つ記事を書くと、次の記事も書きやすくなる」かというと、1つの記事では書ききれない内容があるからです。
私は、話を脱線させるのが好きです。すぐに他の話題を差し込みたくなります。
しかし、そうすると記事が長くなり、趣旨がわかりにくくなります。
そこで、泣く泣く内容を削ることになります。
そして、それが次の記事の内容になります。
1日にまとめて書くと疲れてしまうので、その内容を簡単にメモしておきます。
1つの記事で書ききれなかったことを、翌日以降の記事で書くという循環が生まれるわけです。
これによって、「1つ記事を書くと、次の記事も書きやすくなる」現象が発生するのだと理解しています。
そういう意味では、書けないと感じる時こそ、とりあえず何かを書くために頑張ってみることは大切だと思います。
それでも書くことがなくなったら……
また情報収集( = input )に重点を置いていきます。
これ以上書くと、長くなりますし、書くことがなくなってしまうので、次の機会に残しておくことにしましょう……
思考の「水」を流し続けることは、ブログや note での発信に限らず、Twitter 等の SNS で継続的に発信することでも有効だと思います。
「書き続けるために書き続ける」
堂々巡りしているようにも見えますが、考えが淀まないためには大切なことなのかもしれません。
以上、毎日更新のメリットを改めて考えてみました。
ご清覧いただき、ありがとうございました!
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