皆さんは1日のうち、どの時間帯に文章を書いていますか?
私の場合は、起床後の数時間に記事を作成することが多いです。
起床後は、睡眠によって体力が回復し、頭がすっきりとしている状態なので、文章を書くのに適していると考えたからです。
しかし、最近、このスケジュールを考え直す必要があるのではないか?と思うようになりました。
この記事では、ブログ執筆にあてる時間帯について再考してみたいと思います。
前提
ブログ執筆の時間帯について問題意識を抱くようになった背景には、私の生活状況が関連します。
簡単に記述します。
- 兼業ブロガー
- 本業(いわゆるライスワーク)は在宅勤務が多い勤務形態
- 勤務内容は専門的知識を必要とし、継続的な自己学習・自己研鑽を求められる
- 勤務時間帯は柔軟で融通が効く
いくつか共通点のある兼業ブロガーや学生ブロガーの方と問題意識を共有することができるのではないかと思っています。
つまり、私の問題意識とは、ブログの他にもするべきことがあるという前提のもとで、どの時間帯をブログ執筆にあてるべきか?ということです。
問題意識
この前提のもとで生じる問題意識とは、次のようなものです。
- 起床後の時間帯は知的活動に適した時間らしい。
- その時間をブログ執筆にあてれば効率は上がるかもしれない。
- でも、ブログの他にもやるべきことがある。
- 1日に1度しかない起床後の時間帯をどう使えばいいのだろう?
もう少し掘り下げて考えてみましょう。
スケジュールの優先順位は?
確かに、起床後に文章を書くと捗ります。
しかし、それは仕事や勉強についても同様です。
ブログと仕事・勉強の優先順位の問題が生じます。
これは個人的な事情かもしれませんが、文章を書くのはエネルギーを必要とします。
そのため、執筆 → 仕事・勉強 という順番にすると、どうしても仕事・勉強のパフォーマンスが低下する感覚があるのです。
逆に、仕事・勉強 → 執筆という順番にすると、執筆のパフォーマンスが低下する……ということでもありますが、生活に占める仕事・勉強の比重が大きい場合にはこの順位づけも必要だと思うわけです。
あえて執筆スケジュールを後回しにするメリット
仕事・勉強 → 執筆という順番にすると、執筆のパフォーマンスが低下する……と書きましたが、必ずしもそうではないとも思っています。
文章を書くことは、input と output の循環。
仕事・勉強をinputとして捉えるならば、inputの質が高まることで output であるブログ執筆の質も高まることも考えられます。
これは、ブログの内容が本業である仕事・勉強と一致しない場合にも当てはまります。
ここで、最近の私の問題意識を表した図を提示します。
- 書きやすいことばかり書いていても output は向上しない。
- 読みやすいものばかり読んでいても input は向上しない。
そう考えると、多少の苦労を伴う仕事や勉強に起床後のエネルギーを用いることは理に適っているようにも思えてきます。
いつもより難しい本を読んだり、いつもより高度で専門的な文章を書くのにチャレンジしてみたり……
起床後の貴重な時間帯を、習慣としての執筆とは異なる新たな知的生産活動に使うことにも意義があると思います。
一時的に執筆のクオリティやスピードが低下したとしても、長期的にみればプラスになっているのかもしれません。
Life-Workとしてのブログと日常の Rice-Work
そもそも、ブログは自己実現のための一手段であり、本業や勉強もそれに並ぶ営みとなり得るものです。
生計を立てるために日常的に行うライスワーク(Rice-Work)
自己実現のためのライフワーク(Life-Work)
図で表したように一致する場合もあれば、一致しない場合もありますが、どちらも大切なもの。
一致させるためには、
- Rice-Work の延長に Life-Work を捉える
- Life-Work を Rice-Work にする
という二つの方向性が考えられます。
そして、Rice-Work と Life-Work は全く無関係なものではなく、自分という存在を接触面(インターフェイス)として相互に影響し合っているとも言えます。
- 安定した生活基盤がなければ執筆活動を継続できない
- Rice-Work を通じた知識・技術・経験が Life-Workに役立つこともある。
- Life-Work を思い描いてこそ、Rice-Workも頑張れる。
これら2つの Work は二者択一ではなく、むしろ相乗効果を生む関係にあると思っています。
そのためにも、状況に応じて優先順位をつけることが大切だと考えました。
ご清覧いただき、ありがとうございました。
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